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 CEO Message

 6月1日国際エネルギー機関(IEA)は、世界で太陽光など再生可能エネルギーの導入が急拡大しており、2024年の再生エネ発電能力が約45億キロワットになると発表。これは石炭などの化石燃料に匹敵する規模で、再エネの発電能力は24年には全電源の5割規模になるとみられるとのこと。急拡大の要因は二つで、2050年の二酸化炭素(CO2)実質排出ゼロに向けて各国が導入を加速したのと、ロシアのウクライナ侵攻で化石燃料の輸入依存への危機感が強まったこと。エネルギーを他国に依存するリスクを、世界中強く感じたという事ですね。日本の再エネ比率は23%程度ですから、相当遅れを取っている状況です。

 

 IEAによると、世界の再生エネの発電能力は22年に21年比で約3.3億キロワット、23年は4.4億キロワット増え、前年からの増加幅は過去最大となる見通しとのこと。24年の再エネ全体の発電能力は約45億キロワットとなり、原発4500基分に匹敵するそうです。ただこれはあくまでも「発電能力」の数字で、実際の発電量となると原子力や火力発電所のように24時間発電できるわけではないので、5割以下となってしまうようです。安定電源になるためには日本の状況と同じで、風力発電の拡大、送電網の整備、蓄電池の普及が課題となります。

 

 この再エネ拡大をけん引するのは中国で、なんでも中国は再生エネ市場での「主導的立場を固め」、23年の発電能力増加は2億3000万キロワットとのこと。世界で4.4億キロワット再エネが増えるうち、その半分以上は中国だという事ですね。それに対して日本の増加予想は1千万キロワットにとどまり、なんと中国の20分の1以下。国策でバンバン増やせる中国と体制の差はあれど、この体たらくだとエネルギー分野からも国力低下が進むのではと心配になります。EV、AI、再エネ。世界のパラダイムが急速にシフトしていく中で、この国はこのままだとゆでガエルじゃないか、と日々感じてしまいます。なお、当社は再エネ普及のフロントランナーとして活躍してきたので、ゆでガエルにはなりません(笑)

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