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 CEO Message

 国際政治学者でテレビのコメンテーターとして知られる三浦瑠璃氏の夫が、太陽光発電所建設に伴う詐欺の疑いで東京地検特捜部の家宅捜索を受けたそうです。三浦氏はテレビ出演を止めざるを得なくなったようですが、ネット・メディアではここぞとばかりに三浦批判が沸き起こっています。「上級国民然とした振る舞い」「ブランド服など贅沢三昧」「学者としての中身はゼロ」など、いやあ本当はみんなから嫌われていたんですねえ。

 

 夫君清志氏は外務省、マッキンゼー等外資系コンサルに勤務後、2014年に再エネの開発・建設・管理をする「トライベイ」を設立。当社が2013年設立で、1年違い。FIT価格がkW32円の時ですから、再エネ事業を始めるにはまだまだ良いタイミングだったと思います。

 今回の投資トラブルは、2019年清志氏が兵庫県福崎町で2メガの太陽光発電所の建設計画を出資者に持ちかけ、10億円をだまし取ったというもの。背景を深堀りした記事によると、当該土地でFITの権利と土地は取得したものの、近隣住民の反対で実現できなかった模様です。太陽光発電所建設に近隣住民の同意が必要になり、とても手間と時間がかかるようになりました。お一人お一人に、キチンと丁寧に向き合わなければ同意は得られません。特に最近は太陽光の悪評が重なり、なんとなく嫌だと言う人が増えているのでなおさらです。トライベイ社はやり切らなかったのでしょう。できると思って10億円を引っ張ったのか、だまそうとしたのかは判然としませんが。

 

 三浦瑠璃氏は夫の事業、事件を知らないと言っているそうです。しかしオフィスも一緒で電話対応係も一緒、夫婦で株を持ち合っていて知らないなどあり得ないでしょう。内閣の成長戦略会議委員となり、太陽光発電の肩をもってライバルの洋上風力を攻撃したり、トライベイ援護発言や資料提出を行うなど、まさに「政商」。三浦氏は永久に、全てのメディアから締め出しを喰らって欲しいものです。

 我々の様に真面目に太陽光発電を営んでいる事業者には、またまたとばっちり。一般の人は内情を知りもせず「やっぱり太陽光は怪しいよね」と決めつけてしまうのですから。嗚呼…

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