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 CEO Message

2016年11月
今後の太陽光市場

 今後の太陽光市場について、国内太陽光大手企業トップの方からお話を伺いました。ポイントは

■昨年経産省が発表した2030年エネルギーのベストミックスによると、太陽光は全体の7%。現在のおおよそ倍となる。
■原発は規制が厳しくなり、更新するのに1基2000億円が必要。廃炉化の方向は止められず、足りなくなった10%の電源は太陽光で穴埋めするしかない。
■これらを実現させるため、出力抑制が懸念される系統連系の問題は国がなんとかしようと作業している。
■電力会社も、太陽光は仕入れコストが安いので系統問題さえクリアになればむしろウェルカムで、1年前から前向きになっている。
■改正FIT法によって来年春には30ギガの取り消しが予想される。ブローカー案件が淘汰され系統に空きが出るので、事業が進めやすくなる。
■結論として毎年6ギガ、1.3兆円ずつ増えていく市場なので、真剣に取り組んでいる事業者にとって可能性は大きい。

 太陽光系企業トップなのでまさにバラ色の未来予測だったわけですが、多くは同意できました。様々な課題はあれ最も重要なのは、太陽光は今後日本のベース電源となっていくべきエネルギーであり、国もその方向で動いているという事実認識です。ここがある限り、FIT終了後も太陽光発電は産業として成立しうるでしょう。もちろん今後は様々な工夫が必要になってきますので、我々もなんとかキャッチアップしていきたいと思います。

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