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2019年5月 アフターFITの事業性

 

 1月にも記しましたが、40万件と言われる今秋発生するアフターFITのエネルギーを狙い、各社が買取り価格を発表しはじめています。だいたい消費税別で7円~11円くらいの価格帯に収れんしつつあるようです。

 

 この買取り価格を野立て太陽光発電所に当てはめるとどうなるのか、ちょっと試算してみましょう。当社所有の千葉県旭市神宮寺にあるGEソーラー神宮寺。パワコン49.5kW、パネル51.84kW、FIT税込み38.88円で年間約270万円の売電収入となっています。年間発電量は約7万キロワット。FITを卒業するのは17年後の2036年なので、発電量を9掛けの6.3万キロワットとしておきましょう。買取り価格を税込みキロワット当たり11円とすると売電収入は、

63,000×11=693,000円となります。

 土地の固定資産税2万、O&M費15万を差し引くと年間523,000円の純利益。これだけみれば十分に事業は継続できる計算になります。

 

 ただ、問題は10年に一度必要と言われているパワコンの取り換えです。トータルで150万円かかるとすると、投資額を回収するのに3年かかります。これをどうとらえるか。さらには事業撤収の場合の、撤収・整地費用、機器の廃棄費用をにらみ、自分は何歳まで事業に関与するのか。アフターFIT後10年の見通しはできてきましたが、今後全国各地で太陽光発電事業の事業継承が問題になってくる予感がいたします。