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 CEO Message

2020年1,2月 太陽光発電所の窃盗事件

 

 2020年、いよいよオリンピックイヤーを迎えました。昨年はラグビーワールドカップで日本中が盛り上がり、人々の高揚した気持ちは日本経済にも好影響を及ぼした気がいたします。前回、「当社の売電収入は年間5000万円。太陽さえ出れば売上げが上がり、日々の細かい業務が発生しません。映画、演劇、登山など趣味にたっぷり時間を割き、美味しいお食事とお酒を味わいつつ、ゆとりある人生を楽しんで参りたいと考えております。」と太陽光発電事業の素晴らしさを記しました。しかしながら昨年暮れ、お客様の発電所が大きなトラブルに見舞われてしまいました。

 

 暮れも押し迫った12月末、当社が開発・販売した茨城県低圧5区画発電所が、泥棒に入られてしまったのです。盗まれたのは銅でできたケーブル線で、外しやすく追跡しにくいので盗難事件が後を絶ちません。我々も規模の大きい高圧発電所のオーナー様にはALSOKや保険などをお勧めしているのですが、今回は低圧の発電所なので泥棒も入らないだろうと思い、そういったアドバイスはしませんでした。この規模の銅線を売っても、5万円程度にしかならないでしょう。貧困が進み、犯罪にもデフレの波が押し寄せているのかもしれません。恐ろしい事です。

 

 赤外線探知機などの大掛かりな防犯システムを導入すると相当なコストになるので、低圧発電所の対策としては保険が現実的かと思います。しかし一方で、昨年猛威をふるった台風15号、19号などの影響で、保険料が急激に上昇した事実があるのです。どこまでカバーする保険に入るのか、費用対効果をキチンと考えなければなりません。「太陽光発電事業は確実に儲かる」この事実に揺るぎはありません。しかしながら当社も数多くの低圧発電所を所有しており、今後どのような対策をとるか年明け早々悩ましい日々を送っております。

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