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2018年3月  再エネがベース電源になる!

 

  PVエキスポで行われた、資源エネルギー庁山崎課長の基調講演を聞いてきました。驚いたのは、「再エネを日本のエネルギーの主力電源にする」と力強く言い切っていたことです。ちょっと前まで経産省は「日本はやはり原発でしょう」と言ってませんでしたっけ?(笑)。グローバル企業が劇的なスピードで再エネにシフトしていくなかで、日本も今ここでキャッチアップしないと競争力を保てなくなる、そんな危機感を感じ取ることができました。ホント、嬉しい限りです。

 

 2015年、世界的に見るとエネルギーのトップシェアは再エネだったそうです。日本では現状シェア15.3%で、2030年に22~24%にもっていく計画ですが、これはあくまで最低限のレベルであって、実際にはこれを大きく上回らせなければならないと考えているとのこと。現在エネルギー基本計画の見直し作業中なので、次回はアグレッシブな数値が発表されそうです。

 

 大量導入への課題は4つ。1番目は導入コストです。太陽光の建設コストはグローバルではKW10円程度だそうですが、日本ではまだその倍程度かかっています。我々も実感がありますが、設備コストはハイピッチで下がってきています。特に中国製は国産の半額程度。しかしながら人件費が下がらないのですね。これをクリアするためには大規模な発電所を建設する必要がありますが、今度は系統の容量がパンパンで工事費が高いという問題が2つめ。これは緊急時に備えた空き容量を少なくし(現在は全体の半分)、発電時が異なる太陽光と風力をセットにするなど弾力化してクリアしようとしているとのこと。3つ目は調整力の問題。現在はエネルギーがブロックチェーン化していくなかで、様々な工夫・アイデア・ビジネスモデルが出てきている過渡期的な段階です。

 4つ目は我々にも関わってくるのですが、プレイヤー・太陽光発電事業者の問題です。FITバブルで一儲けしていなくなってしまうのではなく、ベース電源となった以上、発電所をきめ細かくメンテナンスし、20年目以降もリノベーションなどで継続させなければならないのです。太陽光発電ビジネスに日々真摯に取り組み、FIT終了後も利益が出るような構造を作っておかなければなりません。問われるのは行動と志。決意を新たにした一日でした。