CEO Message

2017年10月 再エネと菅直人元首相

 先日ソーラージャーナルのセミナーで、菅直人元首相の講演を聞きました。菅さんと言えば、東日本大震災の後で再生可能エネルギー法を導入した総理大臣です。自分でもおっしゃっていましたが、最後は自らの総理の座と引き換えに法案を成立させた形となりました。日本における再エネ促進の立役者と言ってよいでしょう。

 

 お話は東日本大震災とソーラーシェアリングがメインだったのですが、4号機の使用済み核燃料プールの壁が「たまたま壊れて」プールに水が入って事なきを得たが、たまたま壊れなかったら東京を含む原発250キロ圏内が避難地域となり、5000万人が避難しなければならなかったそうです。慄然としました。「シンゴジラ」で描かれた状況、日本崩壊となる寸前だったのですね。

 人類が使っているエネルギーは、地球に降り注ぐ太陽エネルギーのわずかに1万分の1。日本は年間1兆キロワットのエネルギーを消費しているのですが、日本全体の農地460万㎡を全て太陽光発電にすれば年間2兆キロワットとなるそうです。菅元首相は、ソーラーシェアリングを積極的に進めれば若者が農業に参加できるようになり、田舎にお金が回り耕作放棄地もなくなると熱心に説いておられました。

 

 まさにその通りだと思います。私も「田舎の土地再生屋」の気概を持ってこの事業に取り組んでおります。ただ、FIT価格がこれ以上低下すると事業の継続が困難になってくることも事実。まだ残っているのはまじめな事業者ばかりですので、キロワットあたりのFIT価格をなんとか20円くらいでとどめておいてくれないかなあと思う今日この頃であります。