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株式会社GEトラスト

グリーンエネルギーのディベロッパー
CEO Message
太陽光発電所の視察で鹿児島に行ってきました。九州は日射条件が良く、鹿児島にも至る所に発電所がありました。山の斜面に作られたものもあり、台風が多いエリアなので大丈夫なのかと心配になりました。再エネ法施行当時、沢山の発電所が九州に建設されたわけですが、それが故に出力抑制が必要とされ、その量は発電量に対し8%にも及ぶとのこと。事業者としてはたまったものではないと思います。
鹿児島市のお隣、霧島市で泊まったホテルには驚かされました。最上階までガラス張りの吹き抜けで、真中にこれまたガラス張り三角形の教会があるという斬新な空間。最上階のバーでは、この吹き抜けをつまみに酒を飲むという、生まれて初めての体験をさせてもらいました。聞けばあの黒川紀章の設計で、1995年に開業したとのこと。やはりバブル期の産物だったのです。
このホテル、名前を京セラホテルと言います。なんで京都の会社が鹿児島にホテル?と思ったら、京セラ創業者の稲盛和夫さんは、鹿児島出身なのだそうです。霧島市この一帯を商業施設にするのでホテルを建てて欲しいと地元から頼まれ、それに応じたのだとか。現在商業施設は出来ておらず、川と田んぼに囲まれた牧歌的な場所に突如白亜のホテルが建っています。稲盛さんは故郷に錦を飾ったものの、バブルの崩壊で商業施設計画はとん挫。ホテルのみが残されたという訳です。
「オレは約束を守ったぞ」このホテルに関し、稲盛さんが残した言葉だとか。壮大な吹き抜けをつまみに赤ワインを飲みながら、「夏草や 強者どもが 夢のあと」の一句が浮かんだ一夜でした。
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