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株式会社GEトラスト

グリーンエネルギーのディベロッパー
CEO Message
先日、地熱発電の記事が日経の一面を飾っていました。三菱商事が、日本やアジアで次世代の地熱発電所の開発に乗り出すとのこと。従来より深い地下2000メートル超の地層から熱を回収する新技術を使うことで、温泉地以外でも立地を選ばず開発できるそうです。
地熱発電は再エネの一つで、マグマで熱された地下の水や水蒸気でタービンを回し発電します。実は日本の地熱資源量はアメリカ、インドネシアに次ぐ世界3位なんです。発電コストは1キロワット16円程度と陸上風力と同水準で、天候に左右されないので設備利用率は83%と高く、耐用年数も他の再生エネを上回るという優れモノ。しかしながら日本での導入量は60万キロワット、潜在資源の数%にとどまっています。それは、地熱発電は資源が確実にあるのか掘らないとわからず、採掘調査に数億円かかっていたため導入が難しかったのです。次世代地熱は調査を短縮・省コスト化できるとのことで、これが本当に実現したら日本が再エネ大国になれる明るいニュースです。
2015年1月、湯布院で第1回地熱シンポジウムが開かれました。推進議員代表は当時権勢を誇っていた二階俊博さんで、当社のように太陽光で儲かった事業者が500社くらい集まってそれはそれは熱気がありました。ネタが温泉なだけに(笑)。しかしその後調べていくと、上記の通り採掘調査にお金がかかり、しかも候補用地にあたりはずれがあり、温泉権や国立公園の問題などハードルが多すぎて、中小企業にはとても無理だとわかって熱は一気に冷めていきました。記事の通り技術革新が進み、我々の様な事業者がまた再トライできるような環境にならないかなあと一縷の希望を抱く日々です。
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