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 CEO Message

 先日の日経に「太陽光開発、小型へシフト」という記事がありました。太陽光開発の主軸がメガソーラーから小型発電所に移ってきて、商社の双日はメガソーラー中心の開発を転換し、2026年度までに出力が小さい発電所を3000カ所開発するとのことです。どういうことか?双日は12〜18年の累計で約30万キロワット分の太陽光を開発し、ほぼ全てがメガソーラーだったが、その後はFIT価格が下がり用地確保も難航したため、メガソーラーの新規開発は23年末の1件のみ。担当者は「今後もメガソーラーは手掛けるが、主軸は小型にする」という。要はメガソーラーはもう開発できないので、小さいのをたくさん集める方向に転換したということです。双日以外も、伊藤忠が1700、丸紅が2000、レノバが3000、いずれも数年内に開発予定とのこと。日経の記事ベースで数年内に1万以上の開発が予定されているのですから、小型太陽光発電所は奪い合いになる事が予想されます。

 

 ようやく当社にも追い風です!ノンFITのトライアルで100kWの発電所の土地と権利を保有し、ちょこちょことセールスしていたのですが「低圧の発電所一つだけでは扱いづらい」という声が圧倒的で苦戦を強いられてきました。記事が本当であればようやくかなと思っていたところ、各所から良いお声がけを頂けるようになりました。一気に変わったなあという印象です。

 

 メガソーラーに適した用地は日本中にもはや無く、伸びが期待される風力は導入コストが急上昇する中で、再び小型太陽光に注目が集まる嬉しい状況になっているのです。日本で太陽光が全電源の発電電力量に占める割合は9.8%。再エネで最も普及しており、日本は平地面積あたりの太陽光の導入量は1平方キロメートルあたり514キロワットと、ドイツの2倍以上で世界最大規模なのだそうです。政府発表の2030年時点の電源構成で、太陽光は22年度の1.4〜1.6倍必要だとのこと。当社の臥薪嘗胆が功を奏し、再び我が世の春がやってくるのか(笑)。期待で胸が膨らんでおります。

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