株式会社GEトラスト
グリーンエネルギーのディベロッパー
CEO Message
アメリカ大統領選でドナルド・トランプの再選が決まりました。2021年1月の連邦議会襲撃事件で「この後はムショ暮らしか」と思いましたが、圧勝で共和党候補に復活。大統領候補討論会でさすがに自滅したと確信したのですが、アメリカ国民は「フロリダではハイチ移民がペットの犬や猫を食っている」と発言する大統領を選びました。ジョージ・クルーニーやテイラー・スイフトなどのセレブがいくらハリスを応援しても、全然効果は無く。多くの普通のアメリカ国民にとって、民主党=金持ち・セレブ・NYやLAの都会=公平性・中絶の自由など空疎な理想論ばかりで不法移民やインフレも止められない口先政党、のような捉えられ方ではなかったのでしょうか。アメリカも日本もメディアは大接戦と伝えていましたが、結果はハリス民主党の大敗でした。両国ともに大手メディアの職員は有名大卒のインテリですから、自分たちの希望が混じった報道になり、全然民意をつかめていないのでしょう。
前回のトランプ大統領時は、安倍首相が親密な関係構築に成功し、日米関係は事前の予想に対して極めて安定したものでした。ドイツのメルケル首相とトランプ大統領の関係性が最悪の中、ゴルフ場や居酒屋で親密さを世界にアピールし、日本の首相を誇らしく思ったものです。対して現在日本のトップは石破さん。愛想は悪く、理屈っぽく、面相も決して良いとは言えない(時代的にNGなのかもしれませんが、今後4年間世界は差別社会に戻るので敢えて記します)。ケミストリーは絶対に合わないでしょう。それが故に、安倍首相時代にあった日本への配慮が無くなるリスクを感じます。
地球温暖化を防ごうとするパリ協定も、就任すぐに離脱すると言われています。そうすると再エネ産業はますます中国の独占状態になり、アメリカ国内では成長しなくなってしまう。まあ日本での太陽光関連の製品はほぼ中国製なので、我々に影響は無いのですが。日鉄のUSスチール買収も暗雲漂います。トランプ大統領は選挙対策で言っているだけですが、ヴァンス副大統領はヒルビリーエレジーの作者でラストベルト出身者ですから、本気でアメリカに工場を取り戻そうとするのかもしれません。情報産業がメインの現代に、鉄や車など1980年代産業を国内に戻し雇用を創出しようとする政策が、果たしてうまくいくのか。壮大な社会実験だと考えます。ちなみに今回選挙の一番の勝者は、イーロン・マスクかも。テスラやスペースXが大発展していくことは確実でしょう(笑)