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 CEO Message

 再び猛暑がやって参りました。東京の猛暑日は8月4日現在で15日。過去最高猛暑日16日を数えた2022年を抜き去るのは、ほぼ確実でしょう。地球温暖化、じわじわと忍び寄ってます。先日も知人に「こんなに太陽が照りつけると、さぞ久保田さんは儲かっているんでしょうねえ」と羨望のまなざしで言われたのですが、実は暑ければ暑いほど発電量が増えて儲かる、ということでもないんですね。あまりに気温が上昇すると太陽光パネルの発電効率が落ちてしまい、さらにパワコンが過度に温度上昇すると抑制機能が働いて発電量が低下してしまうのです。

 

 最近も、我々がメンテナンスしているお客様の発電所のパワコンが止まってしまいました。現地に赴いて原因を調べると、機器が50度以上になり壊れないよう安全のため停止していたのです。同一発電所内の他のパワコンも、停止寸前までいっておりました。このパワコンは製造から10年以上経過した旧式なので、構造的にすぐに温度上昇してしまうようなのです。しかもメーカーはパワコン製造から撤退しており、サポート体制はあるものの名ばかりで、対応策も無いのが実態です。

 

 その他にも、暑くてパワコンのファンがフル稼働して壊れてしまうとか、猛暑でパワコン本体が壊れてしまうとか、落雷で発電所が一時停止してしまうとか、暑すぎて事故が多発しています。過ぎたるは及ばざる如し、であまりにカンカンに照りつける太陽はちょっと悩ましい。数年前に夏が無くてずっと梅雨の年がありましたが、それに比べればはるかに売電収入はあがっています。嬉しい悲鳴ではあるのですが、正直これ以上の猛暑は勘弁、というのが発電事業者としての実感です。

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