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 CEO Message

 千葉県香取市で、久しぶりに低圧太陽光発電所の造成を開始しました。最後に開発・販売した茨城県つくば市の低圧発電所は2021年の事ですから、約2年ぶりです。アフターFITをターゲットに土地自体は1年半前に購入しました。しかしながら、その先は紆余曲折が。まず東京電力に接続の申請をしたところ、5年先になるとの回答。仕方ないから気長に待つかと思っていたところ、昨年春東京電力から「送配電設備の工事が前倒しとなり、負担金を払い込めばすぐに系統連系できる」との通知。すぐに負担金60万円を払込み、いつでもつなげる状態に。

 

 早速発電所のセールスに入り数社と交渉したのですが、値段が全く合いません。当社的には、土地代、負担金、造成費用、今までかかった各種費用を足し上げるとkW税別15万円くらいで販売してちょっとだけ利益が残るという収支です。しかし買取り各社の提示価格は、いずれもkW11~13万円程度。赤字を出すわけにもいきませんし、売電収入で食っていけてるので急いで数字を立てる必要はありません。RE100、脱炭素2050など、今後再エネ需要が増えて売り手市場になってくるだろうという予測を立て、しばらく寝かせておきました。すると予想通り大企業の再エネ発電所の獲得競争が始まり、さらにウクライナ侵攻でエネルギー価格が一挙に上昇し、今年に入って我々の販売価格に見合った購入先が出てくるようになったのです。

 

 最終の販売先はまだ決まっていませんが、日射条件をよくするように隣接地の地主さんと交渉して周辺の木を伐採しました。また発電所建設がしやすくなるようスロープを作り、ユンボが動きやすいよう砂利を敷きました。放置していたためかなり繁茂していた雑草(朝の連ドラ「らんまん」によると雑草などないとの事ですが)をカットしました。結果下の写真の通り、今すぐ太陽光発電所ができる土地に生まれ変わりました。私は、このようにどうにも使いようのない土地をピカピカにし、太陽光発電所を作って再エネを生み出す、という一連の行為に喜びを感じます。久しぶりの喜び、今後も何度となく味わいたいものです。

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