top of page

 CEO Message

 国際政治学者でテレビのコメンテーターとして知られる、三浦瑠璃氏の夫・清志氏が逮捕されました。2月時点のコメントに事実の誤認があったので、修正しておきたいと思います。

 

 兵庫県福崎町の太陽光案件で、不動産会社マーキスから10億円の投資を受けたことについて、「できると思って引っ張ったのか、だまそうとしたのかは判然としない」と記しました。投資は三浦清志氏が経営するトライベイ社にされたと思っていたのですが、発電所を建設するための特別目的会社「STC3」にされたものでした。特別目的会社は、発電所の建設・運営のために作られる会社です。投資されたお金は、発電所建設のためだけに使われなくてはならないのですが、STC3からトライベイ社に4億のお金を流し、借入の返済等に使ってしまったとのこと。大規模太陽光発電所をネタにカネを出させ日々の生活費に使ってしまったという、これは明白な詐欺行為です。しかも週刊新潮によると、発電所完成の暁には脱税のため作ったシンガポールのペーパーカンパニーに売電売上げがプールされ、その配分は三浦氏サイドが極めて有利な配分で受け取るような仕組みになっていた。ペーパーカンパニーは、三浦清志氏と瑠璃氏の共有名義だった。国の成長戦略委員をやっていた人物が、詐欺に片足を突っ込み、国を衰えさせる海外脱税まで企てていたとは。本当に下劣な行いだと思います。

 

 また「トライベイ設立は2014年なので、再エネ事業を始めるには良いタイミングだった」と記しましたが、トライベイ社が太陽光に取り組んだのは2019年からだったそうです。コンサルかなんかやったけどうまくいかず、手っ取り早くカネになる太陽光に目を付けたのでしょう。しかし大規模発電所建設のハードルが年々厳しくなっている中、素人がいきなりやってもうまく行くものではありません。その案件が本当にモノになるかの見極めと、やり切る胆力とノウハウが必要とされるのです。

 

  私が思うに、三浦氏はまさに昔太陽光業界で跋扈していた「悪徳ブローカー」。既存の権利を売り買いし、自分は何もせずにしこたま儲けるヤカラ。FITバブルの頃は、単に間に入るだけで儲けようとする人々もいました。昔青山に商談に行ったら、ブローカーが7人並んでいたこともありましたっけ(笑)時代はアフターFITなのですから、いいかげんに怪しい人々は消滅して頂きたいと切に願います。

bottom of page