CEO Message

 4月18日、茨城県城里町のパネル出力348kWのミドルクラス発電所が系統連系されました。これで合計16、発電出力にして2メガ程度太陽光発電所を所有するに至りました。年間の発電量は200万kWに達します。

 今回の発電所も、様々な苦労がありました。当初FIT24円の権利獲得を目指していたですのが、申請作業の詰めの甘さで21円に後退。さらにはその遅れによって東京電力の送電容量が無くなってしまい、一時は事業を断念せざるを得ませんでした。その後東電が系統の増強工事をすることになり奇跡的に復活。土地もラッキーなことに売れ残っていて、即購入。住宅地にあるため周辺の方々と何度も折衝を重ねました。なかにはこの土地で長年無断で畑を作っている人などもいて、年間1000円でそのまま使わせろなどという横暴な要求もありましたっけ。ようやく工事にたどり着いたと思ったら、元々の開発業者が数十年前良い土を売っぱらって代わりに石を入れたらしく、地中に大きな石がゴロゴロして杭が入らず難工事に。様々なハードルを乗り越えて完成したのです。

 

 思えば2013年に起業して8年、我ながら良くやったなあというのが正直な感想です。私は元博報堂、映画演劇の監督、出版社という経歴なので、最初再エネについては全くの素人でした。資金も自己資金のみで、それも数百万円程度で全く足りない。パートナーたちは口ばっかりで汗を流さない。創業1年間は無給かつ無休、一心不乱に働いてようやく成功の糸口をたぐりよせたのです。

 最初は低圧発電所のブローカーを試みて箸にも棒にもかからず失敗。そこでメガ発電所のトータルプロデュースに舵を切って事業資金を稼ぎ、さらに茨城・千葉に特化した土地・権利の取得へと方向転換して事業を波に乗せました。成功した起業家のお客様たちと関係を築けたことも大きかった。

 

 事業スタート時、売電収入によって暮らせていけるようになったらいいよねという夢はあったのですが、当初それはあくまでも夢に過ぎませんでした。今回の発電所を所有したことで、年間の売電額は6000万円に達し、遂に最初に描いていた夢が実現することとなりました。様々な苦労、喜び、失敗、成功が走馬灯のように頭をよぎります。

 今回の発電所の完成で、創業以来開発してきた権利は全て使い切りました。権利を過不足無くぴったりと売買・所有して当初の事業ゴールに到達するとは、我ながら素晴らしい経営力だと思います。今回は自画自賛になってしまいましたが11連休でゆっくりと静養し、再エネの新たな事業モデルが構築できるようもうひと頑張りしたいと考えております。

Before

After

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