CEO Message

2018年4月  太陽光で儲けている人

 

 先日、船井総研の主催する「太陽光コストダウン研究会」に、大阪まで出張って参加してきました。参加者は、太陽光発電マーケットで1億~50億程度の売り上げを持つ会社の社長さんが中心とのこと。つまり私のような者がターゲット。事業者ごとにグループに分かれて太陽光発電事業の情報交換会を行ったのですが、これがとても勉強になったのですね。

 

 特に印象に残ったのは、事業開始のタイミング・経営戦略で、各企業のステイタスが全く異なっていたことです。九州建設業系の社長さんは「今まで40メガ建設した。今後も特高を中心に70メガやる予定だ」と意気盛ん。甲信越不動産系の社長さんは「FIT24円という遅いスタートだった。土地は購入してしまうので、キャッシュが残らない。皆さんから聞いて、売電事業、太陽光発電所の自己所有という発想が初めて生まれました。これから頑張って低圧を1個持ちたいと思います」と、ちょっとびっくりするような発言。お金がちょっとでもあったら太陽光発電投資、基本じゃないですか社長さん!

 うらやましかったのは、近畿圏の開発・販売系の社長さん。「太陽光はFIT40円、36円の開発・販売で終了。FIT18円なんてモチベーションがわかないよ。儲けた利益にグリーン投資減税をかませたので、FIT40円で2メガを自社所有。社員3人なので利益が多すぎて、毎年節税のために1億弱の発電所を購入しているんだよね」とのこと。

 

 私もFIT36円時に創業し、それなりにうまく事業シフトしてきたつもりなのですが完敗です。FIT40円時に、地元の土地情報と建築・電気系のネットワークを持っていた人は、スタートダッシュでそれこそ莫大な利益を上げている人もいるのですね。さらに言えば莫大な利益を税金で持っていかれることなく節税しつつ、ひたすら太陽光に再投資する、それが成功の秘訣。中小企業をやっていると、手元のキャッシュがいかに大切なことか。もうかったから調子に乗って人員を増やさないことも大切です。太陽光発電事業はFIT価格が規定する時限ビジネスだという前提に立てば、社員は負債ととらえた方が良いでしょう。発電所用地を購入してしまうのと同様に。

 ちなみに上記はB to Bの話なので、一般の投資家の方にとっては太陽光発電投資はFIT18円でも最も確実で、利回りの良い投資対象であることに変わりはありません。

 

 「考えるよりまずアクション」最近ビジネス界でよく言わますが、それを実践して大成功している人々を目の当たりにし、改めてその言葉の正しさを実感した大阪でした。さて、これからスタートダッシュのチャンスは?