CEO Message

2016年8月 99%の会社はいらない

 

 堀江貴文さんの「99%の会社はいらない」を読みました。堀江さんはかつてライブドアという大企業のマネジメントをしており、当時の社員は700人。現在はロケット、予防医薬、ゲーム、仮想通貨など様々なビジネスに取り組んでいるのですが、メンバーは10人ほど。情報はネットで入手できるようになり、専門家同士がアライアンスを組めば事業推進は可能なので大きな組織は必要ない、という趣旨です。

 全く同感です。大企業に入って年功序列で出世し、50歳ごろまで昇給。定年後は余裕ある企業年金を享受する。こういったモデルは、日本という国が驚異的な高度経済成長を果たした、人類史上極めて特殊な一時期にしか成立しないと思います。私も大企業に勤めていたのですが、当時は能力のない人が人間関係で偉くなっていました。非常に疑問だったのですが今ではそんな余裕はなくなり、給与・経費はかなりカットされ、50代にもなると部長職からドンドン降格させられているようです。

 

 大組織による大量生産方式は、自動車産業が勃興したアメリカで20世紀初めに確立された手法です。ネットが発展し人工知能がカバーする今後のビジネスで、有効だとは考えにくい。私は、現場のディテールを知り尽くしたプロフェッショナル同士がアライアンスを組み、それぞれの専門分野をカバーして推進していく形が、今後のビジネスの最適解だと考えます。GEトラストも、その理念に基づいて創設しました。想定通り、再生可能エネルギーという新しいルールの新しいマーケットに少数精鋭で取り組むことで、ナレッジ・スキルが我々個人に蓄積しています。個人に蓄積したナレッジ・スキルこそが武器ですから、今後もこの武器を最大活用し、再エネ市場で「差異」を作り出し勝負していきたいと思います。