CEO Message

2016年3月 耕作放棄地と太陽光発電

 

 左の写真をご覧ください。本日系統連系した茨城県神栖市横瀬太陽光発電所(パネル出力712キロワット)のビフォーアフターです。同じ土地なのか、と思うくらいに変わりましたよね。元は3000坪のピーマン畑でしたが、ご主人が亡くなってからは荒れ放題。最初は草、次に低木、最後は高木が生えてジャングルさながらに。土地が荒れるとゴミの不法投棄も増えます。広い道路の横にあったこともあって、土地の片隅はゴミの集積場に。「自宅前の土地なのに散歩もできず、近所の苦情もある。なんとかならないか」とご相談いただき、我々が開発に取り組むことに。最初に行った3年前は草、雑木、ゴミで人の踏み入れられない土地となっていたのです。

 

 その後FITの認可取得と、長きにわたる電力会社との交渉で2年。関与した多くのスタッフの労力を費やし、工事に入ってからは草や樹木の抜根伐採、ゴミ処理、整地、砂利敷きなどで1000万円近いコストがかかりました。かかりはしましたが、結果はどうなったでしょうか。ジャングルだった耕作放棄地はきれいに整備されて太陽光発電所となり、暮らしに必要なエネルギーを生み出しています、CO₂を発生させることなく。ゴミの不法投棄は一切なくなりました。地主さんには地代が入ってくるようになり、発電所横に小道を作ったので散歩も快適。発電事業者は20年にわたり安定した企業収益をあげていきます。ディベロッパーである当社も利益をあげる事ができました。関係者一同にとって良い結果となりましたが、一番大きいのは「20年来の耕作放棄地が再生した」という事実でしょう。3年前には朽ち果てていた土地が、今日は太陽のもと光り輝いています。心から嬉しく、誇らしい。

Before

After

これらは、再生可能エネルギーの買取りが制度化されたからこそできたことなのです。メディアでは太陽光の負の側面ばかりが強調されますが、プラス側面の方が圧倒的に大きいのだという事実を是非知っておいて頂きたい。ひと昔前野球で「野村再生工場」という言葉がはやりましたが、当社は「放棄地再生企業」だと自負しております。神栖市のようなケースを増やし、国土を荒廃から防ぐお役に立てれば、との思いを強くした一日でした。